尾瀬に行った(中編)

尾瀬ヶ原の入り口(山ノ鼻)まで着いたところまで書いた、はず。

山小屋が点在していて、朝早くだからどこも閉まってた。なのでどこもよらずに突き進むことにした。

f:id:savannabatake13:20190811004812j:plain

地図(見晴のところにあった)

山の鼻から竜宮を通って見晴にある山小屋まで行くルートを選択。一刻も早く充電がしたかったので。

時刻は六時くらい。

写真がないのがまじで悔やまれるレベルで景色が良く、音も良かった。

見晴の奥にそびえる燧ケ岳に、薄くたなびく雲。陽光も強くなく、むしろ少し寒いくらいだった。薄青の空気の中、遠くの森ではカッコウとウソ、ホトトギスが優しく鳴いていた。

う……山!!これが尾瀬……!!

枕草子的にいうと、尾瀬はあけぼの。ようよう白くなり往く山際~~って感じ。

や。本当に、後で述べるけど朝が一番良い。もののけ姫っぽいって言われるのも納得で、まさに原風景。感動が強い。ただバスに揺られていただけだけど。

湿原に点在するため池も、太陽が上がりきっていないのが幸いして空色を映していたし、本当に良い。空気も良い。

蜘蛛の巣が綺麗だったのと、足元の木橋にハネアリが大量にたかっていたのも滅茶苦茶趣があって良かった。良かった。

 

とりあえず話を進めて、山小屋に着いたところまで行きます。写真がないとちょっと伝わりづらいところがある。

宿泊先の山小屋、矢次郎小屋に着いたのは八時半くらい。

 

f:id:savannabatake13:20190811011816j:plain

矢次郎小屋

旅館の人は普通に忙しそうで受付に誰も居なかった。少し待ってたら肉付きの良いお兄さんが歩いていたのでチェックインの時間を聞いた。

チェックインの時間は1時だった。

 

1時!?!?!?!?!

 

後三時間じゃないですか!!!

 

どうしようか、とりあえずお兄さんに頼んで充電させてもらった。(山小屋の充電はアンペアの問題で壊れたら自己責任となっているのでお気をつけて)

 

九時ぐらいになって60%程度になったのでハイキング再開。

特にすることもないのでとりあえず戻ってみることにしました。

九時はもうすでに昼くらいの暑さだったけど、写真が撮りたかった。

上の地図で、ヨッピつり橋の方に行く迂回ルートを選択。

 

f:id:savannabatake13:20190811013720j:plain

夢の通り道

もう言葉はいらないと思いました。

f:id:savannabatake13:20190811013837j:plain

奥に見えるのは至仏山

あっちから来ました(にっこり)

なんで戻ってるんですかね~~~。(今更)

f:id:savannabatake13:20190811014138j:plain

水が茶色い

色味が解らないと思いますが、結構赤茶色でした。

 

 

f:id:savannabatake13:20190811014532j:plain

ああ……

草木を抜けると、そこは草原でした。

ふと、ひまわり畑に行きたいと感じました。

f:id:savannabatake13:20190811014714j:plain

燧ケ岳(押し山になった。)

 

f:id:savannabatake13:20190811015138j:plain

 最高。

 

f:id:savannabatake13:20190811020058j:plain

なんか葉っぱが好き

f:id:savannabatake13:20190811022048j:plain

警鐘??



f:id:savannabatake13:20190811022239j:plain

映る青が真実

結構戻ってきた(多分ここらへんが中間)

この辺りから炎天下って感じで非常に暑かった。上にパーカー(長袖)を着ていたので猶更厳しい。

f:id:savannabatake13:20190811022438j:plain

橋の上にいるのは山小屋まで荷物を運ぶお兄さん

さらに行くと牛首分岐。まだまだ戻る。

 

f:id:savannabatake13:20190811022710j:plain

池&山

f:id:savannabatake13:20190811022857j:plain

可愛い



 編集に疲れてきている。

確か、この先二三十分して山ノ鼻についた。そこでコーラを買って飲んだ。コーラはうまい!!

 

今度は山小屋に戻るべくまた来た道を引き返す。

途中、ヘリの音が聞こえて、見てみると物資輸送してた。尾瀬は車が入れないので食料とかはヘリで輸送するのだとか。

 

あ、ちなみに尾瀬はごみを捨てる場所はないので自分で持ち帰るようにしましょう。ポイ捨ては首チョンパです!!

 

f:id:savannabatake13:20190811023607j:plain

最後の往路

ピースが冴えわたっております。

 尾瀬の遊歩道は起伏なども全くないのでただ歩くだけだけど、日差しを遮るものがないから本当に暑い。でも帽子は邪魔だからつけられない。何というジレンマ。

f:id:savannabatake13:20190811023722j:plain

曇り始めた

雲が出てきて、最初は太陽が出なくて快適ーとか思っていたけど、雨降ったらまずいのではと危惧し始めた。

f:id:savannabatake13:20190811023927j:plain

右側の雲行きが怪しい。

 

 この時点で確か12時。昼ぐらいになると太陽光で湿原の水が蒸発して水位が下がっていてそれもまた面白かった。というか、水位が下がるどころか干上がっているところがほとんどだった。これが尾瀬は朝と述べた理由。後すっごく暑いしね。朝の方が暑くないし人通りも少ない。

多分だけど、水位が下がってなくていい感じのは10時くらいまでかな。



f:id:savannabatake13:20190811024835j:plain

竜宮には山小屋が一つだけあってそこを迂回して見晴にいく

f:id:savannabatake13:20190811025155j:plain

やっと戻ってきた……奥に見えるのが見晴の山小屋群

この写真から見て分かるように雷が鳴り始めている。

 

丁度一時、山小屋でチェックインを済ませて自分の部屋(離れの二階)に行く。一人は相部屋しか予約できなくてどうしようかと思ったけど、どうやら一人みたいでラッキーだった。

コミュ障人見知りにはつらい相部屋制度……。

 

f:id:savannabatake13:20190811025507j:plain

簡素でベネ!

エントランスにあったダッシュボードには、16時~3時までが風呂の時間で18時半からご飯だった。部屋に入ったらもう動きたくなくなったので持ってきた小説を読んだり微睡んだりして時間をつぶす。

お風呂の時間は館内放送から流れてきて、それを期に皆一斉に風呂へ。

お風呂は割かし広くて、浴槽が2つに並んでた。窓からは至仏山が一望でき、ぼんやりするのにはちょうどいい。

しかしここで注意が必要で、まず石鹸・ボディソープ等が使えない。水質管理のためだそう。手洗い場やトイレにおいてある薬用せっけんは衛生面からセーフらしい。(ちなみに水道水から出る水は飲める。)

ともあれ石鹸は使えないので念入りにお湯ですすぐ。

お風呂から出て、特にすることもなくのほほんとしていたら、雷鳴が激しくなってきた。

近くではなかったけど、落ちたのではと思わせるような雷鳴もあって山の天気すげえと思った。

というか、サイクルがあるんだろう。夜に雨が降る→朝には湿原に水がたまる→昼頃に蒸発して雲が発生→夜方雨になって再度降り注ぐ。

循環だなあ。

 

外に出て雷の行く末を見ていたら、六時の放送が聞こえた。

ご飯の時間!

 

f:id:savannabatake13:20190811031429j:plain

夕食!ハンバアアアアアアアアグ!!!!

漬物苦手だったけど、意外に食べることが出来て、しかもおいしかったから食べられるものが一つ増えたことに喜びを感じる。

白米もいつもは1杯食べれば十分なんだけど、この日は3杯おかわりした。流石に食い過ぎかなと思わないこともなかった。

 

部屋に戻り、布団を敷いた。布団の中がめちゃくちゃあったかくてめっちゃ良かった。日が暮れると肌寒かったので猶更感動した。

普段は4時に寝ている僕だけれど、この日は8時に寝てしまった。うとつきながら、めちゃくちゃ睡眠できんじゃんと思ってたら10時に目が覚めた。なんなんじゃ。再び眠りに着いたら次は2時に起きた。

2時に起きて以降寝付けなかったので外に出てみたら、少し雲が出ていたけど他は満天の星空で、天の川も見れた。あれがデネブ、アルタイル、ベガ。一人で呟く三角形。天の川は初めて見たのでちょっと興奮した。

東の空を見ると、秋の星座が現れていて、アルデバランが煌々と輝いていた。その上にはプレアデス星団のぼんやり広がる光があって、本当に好き!ってなった。流れ星も見えたし、夜も大満足だった。山最高。

 

その後4時くらいからまた布団に入って、半覚醒状態で5時まで眠りました。

 

1日が終わったところで中編を終わります。明日には終わるんじゃないでしょうか。ありがとうございます。