尾瀬の生物[昆虫苦手な人は閲覧注意]
番外編で尾瀬で撮った昆虫を乗せていきたーい。
タイトルにある通り、昆虫苦手な人は閲覧注意です。
ここから先よ!!
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しょっぱなからきつそう。
多分普通の種類。識別がむずい。
かなり遠い。
トンボだけじゃなく昆虫全般判別が難しい。
後完全にジンクスだけど、彼らに向かって「写真撮らせてほしい」っていうと大体動かないでいてくれる。(勿論逃げるのもいる。)でも言わないで撮ろうとするよりよく撮れるような気がする。
オナガバチ♂ってのが近いような気がするけど、なんか微妙に違う。羽の厚みとか模様とか。
二ホンカワトンボかアサヒナカワトンボのどっちか。個人的にはアサヒナカワトンボのメスだと思う。最初イトトンボだと思っていたけど、顔が全然違くて困惑した。
スマホのデータだと毛先まで見えすぎてむしろ良くわからない。
青くて小型のイトトンボも周辺にいたけど、小さすぎて撮れなかったのが悔やまれる。
これは死んでる芋虫。特にいうことはない。
微妙だにしなかった。本当に生きているのか?
トンボと一緒になって歩く山道は、幼少の憧憬を感じさせてとても良かった。
クロヒカゲかな?滅茶苦茶飛び回ってたのが止まってくれたので嬉しい。
YouTubeで触ると危ない虫の中にこんな色合いの蛾が紹介されていたので、ちょっと距離をとって撮った。詳しくはドクガでwikiすれば軽くわかる。かぶれるくらいなのかな。ともあれ黄色は危険色なので触らない方が無難。(というか野生の生物は大体触ってはいけない。)
逆光でどうしようもなかった。これは一ノ瀬無人休憩所の中に閉じ込められていた個体。
なんかクルマバッタモドキっていう種類もいるらしい。生物の和名○○モドキ多すぎる。
初めて見た鮮やかな体色の虫。膜翅目とのことなのでハチやアリの仲間。
エダシャクも似たようなやついっぱいいる。
こいつは尾瀬でもよく飛んでいた。(これを撮ったのは大清水休憩所を少し下った道の側面の森)
こいつは大食漢の害虫。写真の食べ後は全部こいつのせいだと思われる。平地にもいる普通種。
日本の和名はゴミとかクソとか多すぎ。ネーミング適当か。
これもよく見る。なんか幼稚園の頃こいつみたいなコガネを土から掘り出す遊びあったんだけど、あれはいったい何だったんだ。
シャクシガの幼虫。流石の擬態です。
全然撮らせてくれなかったけど、めちゃめちゃ懇願したら止まってくれた。
ヒラヒラと飛んでいてかわいらしかった。
なんか羽根が若干鋭いけどナミシャクの仲間っていうことで……。
以上が尾瀬の生物写真集でした。
良い夏を~~~~~!
尾瀬に行った(後編)
久々に清々しい朝が来た。
布団が暖かくて本当によく眠れた。
朝食を終え外に出てみると、雲が至仏山を覆っていました。
たなびく朝靄は大地を清らかにする……。(感傷的)
もののけ姫みたいと言われているだけあるなと思いました。
良くみたら両方の山も日差し当たってた。奥の雲がかかっているほうが景鶴山です。水後っぽいのが綺麗に残っているのが押しの理由です。
まあ、もう割かし明るいよね。日当たりが良い。
ともあれ支度を終え、下山することにしました。
バスの集合時間は14:50。余裕をもって戻りたいので寄り道せずに行きます。
出発時刻は7時くらい。これでもチェックアウトは遅い方でした。
さて、このアングルからお察しですが来た方向と逆方向から帰ります。
現在地(見晴)から沼尻を通り、尾瀬沼に沿って三平下へ、そこから一ノ瀬を過ぎて丁度見切れている大清水というところまで行きます。遠いように見えますが、大体6時間くらいです。意外と早い。(本当か?)
進む道はやや上り坂。木道があるからあまりつらくはなかった。まだ歩いて数分のことである。
三十分くらいすると分岐看板が見えてくる。
当然尾瀬沼の方向へ。
太陽が出てきて眩しくなってきたが、完全なる山道なので意外と何とかなっている。
今度は燧ケ岳か尾瀬沼か。自分の体感でいうと2.2㎞で一時間なので、燧ケ岳に行くと結構まずい。さらに距離的にはそうでもないが傾斜がきつくなってくることが目に見えていたので今回は避ける。今思うと英断かな。
山に登るとほとんどの確率でアブみたいなのに出くわす。刺されることはないけどなぜか顔と耳元にたかるから怖すぎる。なんかせかされてる感じもする。あんまり好きじゃない。
山はトンボが多くてとても良かった。一緒に着いてきてくれているみたいでほっこりした。
雨が降っていたため滑りやすいので注意が必要。二回ぐらい滑りそうになった。
ここら辺から上り坂が多くなってきた印象。
綺麗な苔と川である。
頭の良い人なら、この写真のハートマークのように見える苔岩を利用して尾瀬とブログのアクセスアップを狙うのだろうが、私はあまりそういうのは好きではないのでこういうことを言ってしまう。というか、自然界にハートマークは意外と多い。(丸と丸を半分くらい重ね合わせると大体それっぽくなる。探すなら五芒星か正方形かなと思っている。)
橋が壊れていた。危ないが、内側に折れているので逆に安心かも。
確かここ辺りで一時間ほど、多分半分くらい。
葉っぱのシンメトリーがポイント高いなって思った。
この写真を撮った辺りはまだ日が当たっておらず、地面が水浸しで歩きづらかった。完全に泥を歩いていた。
水辺が近い。
厳密には原生林ではない(多分)けれど、すごく好きな山の風景。生命の息吹が間近。
まじでこういう道を探していたまであるので、外から見たらすまし顔だが、内心テンションバク上がりしていた。
テクテクテクと歩き続けていると……。
なんか距離感がおかしいが、これは多分上から撮った写真でいいと思う。この水浸しの岩の上を降りていくのは少し勇気がいった。まじで結構危ない道。
まあそうはいっても、淡々と降りていったわけなんですが。
どうやら最高の空間に行き会ついてしまったようだ。
盛夏の草原を思わせるこの開けた場所は沼尻。ぶっちゃけここが尾瀬沼で、日差しのために干上がってしまったのかと思っていた。ホトトギスが良く似合う土地だった。
もうここに住んでも良いかもしれないと感じさせるくらい素敵な場所。
水辺のためトンボがかなり多く、それも素敵ポイント高め。
この後は山に入ったりまた出たりを繰り返して一本道を進んで行く。
水の規模からしてここが正真正銘尾瀬沼だ。沼というより湖だった。
水際まで近づけそうに見えるが実際には結構遠い。
ここでやっと中間くらいかな。
弥四郎小屋で買ったコーラ(330円)を飲む。
言わずもがな旨い!!山で飲むコーラは格別だ。
十分も休憩しないですぐに出発してしまった。何もなさ過ぎても休みづらい。
雲がまばらで水面に浮かぶさまが面白い。
個人的には快晴より雲があったほうが好きなのでこの日の天気は最高だった。
沼の景色が良かったけれど、あんまり写真多くても見づらいのでこの辺で。
沼の周囲を迂回していくのは思った以上に時間がかかった。上がったり下ったりも多かったので足腰に来る。結構しんどいルートだ。
出口にあった看板。多分此処が三平下で一ノ瀬と大清水合わせて7.0㎞ということでしょう。
三平下には山小屋が二軒あった。どちらも9時くらいには開いていて山登り用の飲み物やスナック菓子を売っていた。
道を進むと上り坂が大半で、木道があって歩きやすいとはいえ結構な山登りという感覚だった。
麓から登ったわけではないので多分600mくらいかな。(体感)
ここからずっと下りだったが、笑ってしまうくらい厳しい道のりであった。
歩くのに必死過ぎてあまり写真がないので簡素になってしまうかもしれない。
足元は木の階段だったが間隔が絶妙に広くて歩きづらい。
傾斜は割と急だと思った。
個人的に足に一番ダメージが来たのはこれ。写真だと平らな石しか見えないが、実際には小ぶりな石が多く、また面ではなく先端が突き出ている石の方が多かったため偏平足に来る。
下りから1時間弱、ようやく山を下りてきた。
山から下りてきて思ったのだが、足腰弱い人は大清水口から行くのは難易度高いように感じられた。傾斜は結構きついし、道のりは長い。足場も悪いし、滑りやすい。途中でへばっている人も多かった。
鳩待峠からなら1時間もあれば尾瀬ヶ原につくので、鳩待峠から行って鳩待峠から帰るのが一番楽なルートだと感じた。なので初めて行く方で体力に自信のない方は是非そちらのルートをおススメする。結構大変。
約一日ぶりの砂利道で興奮を隠し切れない。安心して歩ける。
山道も時間がかかったが、ここから(一ノ瀬)から大清水口まで一時間程度かかるので後ちょっとの道のりだった。舗装道路は歩きやすいなと思った。
やっと着いたと時計をみたら1時。
後2時間もある!!
無事降りることが出来たことを山に感謝しつつ、暇つぶしに休憩所に入る。中は食堂兼お土産屋のようになっていた。
ハエが多かったが、山なので致し方ない。このけんちん汁は550円。とてもおいしかった。蒟蒻が白かったのが珍しいなと思った。
そのあとあまりにも暇なのでぶらぶら歩いていると、舗装道横の森でガサガサ音がしたのに気がついた。人かな?でもこんなガードレール下に人なんて。と思って恐る恐る近づいてみたら、ツキノワグマの子どもが飛び出してきた。
「うわ!!!」と驚いたが、それはクマも同様だったようで同じように森へ飛ぶように逃げていった。以前自宅の台所で出くわしたゴキブリと同じ反応をしていて、親近感がわいた。(自分もゴキブリと同じように視認した瞬間隣の部屋に逃げた。)
多分、通路だったのだろう。気を付けなくてはいけないなと思った。
まあ、そんなこんなで無事時間も潰せて、バスにも間に合ってとても良い尾瀬旅行でした。帰ってきた後、東京でドタバタしていてやっぱり山から下りなければよかったと思うほどによかった。もう一回行きたい。
ひとまず、山はいいぞ。
今度はどこに行けるのでしょうか。計画するだけでワクワクが止まりません。それでは閲覧ありがとうござました。
後、虫を撮影したのでそちらも載せようかと思います。虫苦手な人は閲覧注意してください。
あ、後々、文体が統一されてなくてすみません。迷っているので次くらいには決まっているかと思われます。
尾瀬に行った(中編)
尾瀬ヶ原の入り口(山ノ鼻)まで着いたところまで書いた、はず。
山小屋が点在していて、朝早くだからどこも閉まってた。なのでどこもよらずに突き進むことにした。
山の鼻から竜宮を通って見晴にある山小屋まで行くルートを選択。一刻も早く充電がしたかったので。
時刻は六時くらい。
写真がないのがまじで悔やまれるレベルで景色が良く、音も良かった。
見晴の奥にそびえる燧ケ岳に、薄くたなびく雲。陽光も強くなく、むしろ少し寒いくらいだった。薄青の空気の中、遠くの森ではカッコウとウソ、ホトトギスが優しく鳴いていた。
う……山!!これが尾瀬……!!
枕草子的にいうと、尾瀬はあけぼの。ようよう白くなり往く山際~~って感じ。
や。本当に、後で述べるけど朝が一番良い。もののけ姫っぽいって言われるのも納得で、まさに原風景。感動が強い。ただバスに揺られていただけだけど。
湿原に点在するため池も、太陽が上がりきっていないのが幸いして空色を映していたし、本当に良い。空気も良い。
蜘蛛の巣が綺麗だったのと、足元の木橋にハネアリが大量にたかっていたのも滅茶苦茶趣があって良かった。良かった。
とりあえず話を進めて、山小屋に着いたところまで行きます。写真がないとちょっと伝わりづらいところがある。
宿泊先の山小屋、矢次郎小屋に着いたのは八時半くらい。
旅館の人は普通に忙しそうで受付に誰も居なかった。少し待ってたら肉付きの良いお兄さんが歩いていたのでチェックインの時間を聞いた。
チェックインの時間は1時だった。
1時!?!?!?!?!
後三時間じゃないですか!!!
どうしようか、とりあえずお兄さんに頼んで充電させてもらった。(山小屋の充電はアンペアの問題で壊れたら自己責任となっているのでお気をつけて)
九時ぐらいになって60%程度になったのでハイキング再開。
特にすることもないのでとりあえず戻ってみることにしました。
九時はもうすでに昼くらいの暑さだったけど、写真が撮りたかった。
上の地図で、ヨッピつり橋の方に行く迂回ルートを選択。
もう言葉はいらないと思いました。
あっちから来ました(にっこり)
なんで戻ってるんですかね~~~。(今更)
色味が解らないと思いますが、結構赤茶色でした。
草木を抜けると、そこは草原でした。
ふと、ひまわり畑に行きたいと感じました。
最高。
結構戻ってきた(多分ここらへんが中間)
この辺りから炎天下って感じで非常に暑かった。上にパーカー(長袖)を着ていたので猶更厳しい。
さらに行くと牛首分岐。まだまだ戻る。
編集に疲れてきている。
確か、この先二三十分して山ノ鼻についた。そこでコーラを買って飲んだ。コーラはうまい!!
今度は山小屋に戻るべくまた来た道を引き返す。
途中、ヘリの音が聞こえて、見てみると物資輸送してた。尾瀬は車が入れないので食料とかはヘリで輸送するのだとか。
あ、ちなみに尾瀬はごみを捨てる場所はないので自分で持ち帰るようにしましょう。ポイ捨ては首チョンパです!!
ピースが冴えわたっております。
尾瀬の遊歩道は起伏なども全くないのでただ歩くだけだけど、日差しを遮るものがないから本当に暑い。でも帽子は邪魔だからつけられない。何というジレンマ。
雲が出てきて、最初は太陽が出なくて快適ーとか思っていたけど、雨降ったらまずいのではと危惧し始めた。
右側の雲行きが怪しい。
この時点で確か12時。昼ぐらいになると太陽光で湿原の水が蒸発して水位が下がっていてそれもまた面白かった。というか、水位が下がるどころか干上がっているところがほとんどだった。これが尾瀬は朝と述べた理由。後すっごく暑いしね。朝の方が暑くないし人通りも少ない。
多分だけど、水位が下がってなくていい感じのは10時くらいまでかな。
この写真から見て分かるように雷が鳴り始めている。
丁度一時、山小屋でチェックインを済ませて自分の部屋(離れの二階)に行く。一人は相部屋しか予約できなくてどうしようかと思ったけど、どうやら一人みたいでラッキーだった。
コミュ障人見知りにはつらい相部屋制度……。
エントランスにあったダッシュボードには、16時~3時までが風呂の時間で18時半からご飯だった。部屋に入ったらもう動きたくなくなったので持ってきた小説を読んだり微睡んだりして時間をつぶす。
お風呂の時間は館内放送から流れてきて、それを期に皆一斉に風呂へ。
お風呂は割かし広くて、浴槽が2つに並んでた。窓からは至仏山が一望でき、ぼんやりするのにはちょうどいい。
しかしここで注意が必要で、まず石鹸・ボディソープ等が使えない。水質管理のためだそう。手洗い場やトイレにおいてある薬用せっけんは衛生面からセーフらしい。(ちなみに水道水から出る水は飲める。)
ともあれ石鹸は使えないので念入りにお湯ですすぐ。
お風呂から出て、特にすることもなくのほほんとしていたら、雷鳴が激しくなってきた。
近くではなかったけど、落ちたのではと思わせるような雷鳴もあって山の天気すげえと思った。
というか、サイクルがあるんだろう。夜に雨が降る→朝には湿原に水がたまる→昼頃に蒸発して雲が発生→夜方雨になって再度降り注ぐ。
循環だなあ。
外に出て雷の行く末を見ていたら、六時の放送が聞こえた。
ご飯の時間!
漬物苦手だったけど、意外に食べることが出来て、しかもおいしかったから食べられるものが一つ増えたことに喜びを感じる。
白米もいつもは1杯食べれば十分なんだけど、この日は3杯おかわりした。流石に食い過ぎかなと思わないこともなかった。
部屋に戻り、布団を敷いた。布団の中がめちゃくちゃあったかくてめっちゃ良かった。日が暮れると肌寒かったので猶更感動した。
普段は4時に寝ている僕だけれど、この日は8時に寝てしまった。うとつきながら、めちゃくちゃ睡眠できんじゃんと思ってたら10時に目が覚めた。なんなんじゃ。再び眠りに着いたら次は2時に起きた。
2時に起きて以降寝付けなかったので外に出てみたら、少し雲が出ていたけど他は満天の星空で、天の川も見れた。あれがデネブ、アルタイル、ベガ。一人で呟く三角形。天の川は初めて見たのでちょっと興奮した。
東の空を見ると、秋の星座が現れていて、アルデバランが煌々と輝いていた。その上にはプレアデス星団のぼんやり広がる光があって、本当に好き!ってなった。流れ星も見えたし、夜も大満足だった。山最高。
その後4時くらいからまた布団に入って、半覚醒状態で5時まで眠りました。
1日が終わったところで中編を終わります。明日には終わるんじゃないでしょうか。ありがとうございます。
尾瀬に行った(前編)
八月七日午後10時。
私はサンシャインシティのバスターミナルにいた。
群馬県、福島県、新潟県にまたがる尾瀬国立公園に行くための夜行バスを待っていた。
バスを待つ人はまばらで、空疎な夏の夜風が身に染みる。
バスはどこに停まるのかと周りを見渡し、ターミナルの奥へと歩いていく。電光掲示板を凝視してみても、尾瀬行きの表示はなかった。
もしかして時間間違っているのでは。
ターミナルの奥には数列のベンチがあった。
ここで行き止まり。
すると、ソレは目の前に現れた。
簡素過ぎる!!!
見た瞬間メチャメチャ笑ってしまった。
ちょっと本当に時間か場所間違えたかと思ってたから安心した。
少し経つと、お姉さんが来てチケット確認してくれた。初めてのことだからまじビックリした。
普通の夜行バス。
人が少なかったので両席使えてとてもラッキーだった。
ここで尾瀬の基本予約的な色々を書きたい。
今回自分が利用したのはサンシャインツアー。
往復路+宿泊する山小屋を選んで予約するだけで結構簡単に予約することが出来た。料金は17800円(往復バス料金+宿泊料(一泊))なので、国立公園に行けると考えるとそこまで高くはない。
さて、10:45。
バスが動き出した。
だがしかし私はここで重大な不足を発見した!
充電が20%を切っていた。
……多分着くまで持たないな。
仕方ない、とりあえず寝よう、そう思ってバスの中で就眠と試みた。
だけど全く眠れない。なぜなら私は大絶賛不眠症だったから!
前日は四時に寝て七時に起きて、八時にまた寝て十二時に起きるという、不眠症というか不規則すぎる睡眠サイクルを送っていた。
結局、トイレ休憩に入る前にうとうとして半睡眠状態になってた時と尾瀬の麓に到着して時間があるからバスが止まっていた時に少し眠ったのを合わせて、トータル睡眠時間は一時間くらい。
目と頭はすっかり冴えていて、昼くらいに限界がきそうだった。
バスはまず尾瀬戸倉というところに着いてから、鳩待峠行きと大清水口行きで別れることとなった。
私は鳩待峠行きで、マイクロバスに乗り換えだったので移動。丁度4時くらいで空は少し白んでいた。
山を登ること数十分、やっと登山口っぽいところについた。
早朝なのでまだ空いてなかったけど、外に設置されていたトイレは使える。休憩所の裏手にトイレがあるのでそこを使おう。
トイレを使う際に、100円を入れて使うとより一層爽快感を味わえるぞ!(本人談)
すっきり済ませて参道入口へ。少し休憩しても良かったが、早く充電がしたいので早めに出る。太陽が出ても不味かった。日光が苦手過ぎるんだ。
足元に、モップブラシの裏側(緑)みたいなのがあるからそれで靴の汚れを取っていこう。(足元に付着した種子が山に入るのを防ぐためだ!)
基本的には下りで、遊歩道があるのでスムーズに往くことが出来る。非常に快適な山道で幸福指数がぶちあがった。
開けた場所に出ると、対面の山に日差しが降り注いでいる。太陽がこちらに来るのも近い。眼もシパシパしてきてちょっときつい。関係ないけど「して」ってローマ字だと「site」になっていかにも英語って感じするよね。や、まじで関係がない。
さらに下る。
太陽!!!
目が終わった。急にあたりが明るくなって、解像度がより上がる。眩しくて目が開けられない。ずっと夜に起きていた弊害だ。
なんてことをしていたら、案の定参道の途中で電源が切れた。
以下尾瀬に着くまでの参道の風景をお楽しみ下さい。
写真の解像度がすごくて自分は満足している。
この後水場を通ったり普通に歩いたりしながら尾瀬ヶ原入り口まで行きました。
とりあえず、こんなところですかね。
区切りが良いのでここで一旦締めます。
次は中編、最後に後編となる早(なるべくはやく)で書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
赤城山にいった
6月25日。
前日に鎌倉に行ったんだけど、次の日に友達S君と赤城山に行きました!!
大学が終わった午後5時、S君がカーシェアで借りてる車を取りにいった。カーシェアって、店舗にいって車借りるのかと思ってたら普通に駐車場に停めてあって、あ、そんな感じなんだ!って思った。
友達が運転する車の隣に乗るの初めてだなと思ってナビをしていたが、ナビが動くに戸惑ってなかなか慣れないなとちょっと申し訳ない気持ち(一回目)になった。
動くナビって、当然だけど、曲がる度に画面が動くんだよね。
自分はいつも俯瞰式でナビ(徒歩)使っているから、地形がぐるぐる動いて今どこにいるのか解んなくなってしまう。慣れたい。
多分国道を走っていると、S君が「ガソリンが少ない」というので、見るとメーターはEの一つ手前のゲージだった。原付だと、まだまだいけんじゃんと思ってしまうが、車だと結構なペースで減っていくんだなと車の燃費について想いを馳せながら、ナビでガソリンスタンドを探す。
悲しいことに車道は渋滞していて、近くのガソリンスタンドまで数十分といったところ。車押してく!?とか一人ではしゃいでいると、緩やかに進み始めた。
東京の道は狭くて怖いなという話で軽く盛り上がっていると、丁度ガソリンスタンドに着いた。僕はその間ぼけーーーっとしていた。{申し訳ない(二回目)}
今書いていて思ったけど、写真が全くないからブログというより感想文だねこれ。
実はスマホの充電が20%だったのと、心もとないナビをしていたのとで写真を撮る余裕がなかったのです。
そんなこんなで渋滞の道を走っていく。原付が横をすり抜けていくのを見て、S君とあれは危ないだの、ぶつかったら嫌だなだのと他愛ない話をしていく。
「中型免許取らないの?」
S君は云った。
僕は少し悩ましげに唸る。
「原付で十分だなあ。」
「なんで?」
「形状があまり……。(苦しげ)」
と、いったけど、実際中型免許はあまり取る気はない。取るんだったら大特が良い。
乗りたくない理由はたくさんある。
中型も大型も、免許を取って車に買ったら高速に乗れるし、移動範囲も増えるのはわかっている。だけど、基本時速50キロで生身を丸出しながら車道を走るのは怖すぎるのだ。自分は原付に乗っているから、「でも原付も50キロだせるじゃん」という反論が来るかもしれない。そうじゃないのだ。原付は60キロまで“しか”出せないのだ。自分の判断が多少鈍ったとしても、機械側に制限があることで“そこまで”ひどいことにはならないという思いがある。120キロも出せるのは自制的に怖すぎる。しかし、またそれを言うと、「60キロでも120キロでもぶつかったら死ぬじゃん」となるのは想像に難くない。確かに事故った結果は同じになるだろう。しかし、その前はどうか。60キロ出してうわーーーとぶつかる方と、120キロでうわーーーーとぶつかる方。自分は明らかに前者が良い。死ぬのは仕方ないが、恐怖は嫌だ。
また、他に形状がごつくて興味がそそらないという趣味嗜好の問題や、中型バイクに対する予算の問題などから今のところ(もしかしたら気の変わる時が来るかも)は購入の予定はない。
話がそれてしまった。
とりあえず、高速道路に乗った。
速い。皆速い。だが、その分車間は空いていてスムーズであった。
アニメの曲を歌ったり、S君にジャンクションとインターチェンジの違いを教えてもらったり、前を走る車の挙動を注視したり、あと何キロ先~あと何キロ先~とオウムのように繰り返したりして着いたのは高坂サービスエリア。
すでに20時くらいになっていたので、とりあえずトイレ&ご飯休憩!
S君はきつね蕎麦を食べ、僕(私)は横浜家系ラーメン九ツ家のラーメン(1000円)を注文。食券を出すもんだと思ってカウンターに行くと、どうやら呼び出し式らしく二人して「はえーーー」といって椅子に座る。
ラーメンは思ったよりも早く来た。ラーメンのスープは上に透明な油の層があり下には渋い黄色の出汁が滞留していて、いつも食べてる壱角家のラーメンは全体的に渋黄色なので同じ家系でも結構違うんだなと思った。うまい。
食べ終わると、お土産を買うと同時に、充電器のCタイプ変換プラグを購入。これで充電ができる!!!!
再度おトイレに行き、車に乗り込むと、早速変換プラグをセット。
すると……。
おお!!充電ができた!!!!
(もちろん画像はないので、テンションはご想像で。)
そのまま、ブンブーンと車は高速を走っていく。
ここら辺の記憶があまりない。
何話してたっけ。
割愛。
赤城インターチェンジを通過すると、もうそこは里だった。遠くに町々の光が見え、ああ、綺麗だなと思うもこれは助手席に座っているから見える景色で、運転手は見えないのだと考えるとなんだか申し訳なくもなる(三回目)。
さらに行くと、もうそこは完全に山。イニシャルDのBGMも流れて完全に峠を攻める気分だ。
と話し合っていたら、後ろから車が沢山詰まっていることに気がつき、待避所にずれて後続の車に追い抜いてもらうと、後ろにウイングがついている。
「走り屋じゃん!!」
とS君が大盛り上がり。
はえーー本当にいるんだなあと感心していると、前の方からも車が来る。
それは先に追い抜いてもらった車と同じで、S君と二人して速くね!?などとキャッキャはしゃいでいた。
全然関係ないけど、パッシングって大事なんだなあ。非コミュニケーションの重要性を再認した。(最初は教習所)
さて、ヘアピンカーブをいくつも抜けていき、その度に僕一人でキャッキャしてたら赤城山大沼のパーキングに着いた。
車は自分らのしかなく、明かりもあんまりない。
山小屋のようなトイレに行って一段落着いた後、赤城山には湖畔近くに神社があるのを来る前に調べていたのでそこに行くことにした。
山の端、雲が薄くかかっているなと空を見上げたら、なんだか空の光がぼやけていた。
眼鏡の汚れを拭き再度かけなおすと、そこには満点の星空があった。
自分らの東側に大沼があって、その上には北斗七星。
何がどの星座なのかもよくわからなく、もし天気が良かったのなら天の川も見れるんじゃないかと思った。
星はスマホじゃ撮れないのでこれまた想像で……。
スマホライトで足元を照らしながら、この先を歩く。
ちなみにここから先は電灯もなく、ただただ暗闇。
S君が、何か出そうだね、と云った。
怖いのあまり好きじゃないので勘弁してくれ。
横の森からガサガサ音がする。おさるさんやめろ!!!!
などと話していたらようやく到着。
駐車場やら、本殿やら、適当に回って、暗かったのですぐに戻ろうという話になった。
森側で、猿と思しき鳴き声や藪の揺れる音などが聞こえ、生物が近くにいることを如実に感じた。ここまで暗かったら、昔の人は大変だろう。そりゃ怪異譚なんかも出てくるわけだ。
時折、何かが水面を鳴らす音がする。多分鯉だろうと、前日の鎌倉体験から想像する。車の音もない、全くの無音の中に突如として聞こえる水面を叩く音は、東京だと感じることが出来ない自然の美しさを私に伝えてくれる。微かに、蛙のケロケロケロ……と鳴く音が聞こえるのもまたをかし。(枕草子風)
S君と二人で一句読み合った。いや、一句読んだのはS君だけ。
蛙なく ほにゃほにゃほらら 赤城山
だっけ。(ごめん、記憶が……)
帰り、S君は僕にこういった。
「帰りは君ね。」
はい!?!?!?!?!?
や、本当は、行きに「帰りはおれやるでw」なんて約束したのだが、実際やるとは。
免許を取ってもう二年。原付は良く乗り回しているが車には一切乗っていない。
最初にやることすら忘れていた。
ハンドブレーキ……ドライブにいれ?……なんだっけ。
おっかなびっくり起動させて、とりあえず駐車場をぐるぐる回る。
回るだけならだれでもできるのだ。(後日談)
「下りはずっとブレーキ踏んでいると効かなくなっちゃうから気を付けてね。」
と、公道を発進する際に言われたことを反芻しながら、とりあえず走らせる。
「ちょっと右に寄りすぎだねえ。」
うん、わからん。
教習所の記憶がよみがえるが、それを噛みしめる暇はない。
ヘアピンカーブをカーブ手前で減速、徐行で曲がる。左側カーブはやりやすいのだが、右側カーブが非常に難しく、何度やっても注意される。
たまに得意になっても、それはただの錯覚。
車内にいると、外の状況がいまいち掴みづらくて感覚をつかむことが至難だ。
ガルパンの曲を流してもらって、ストレス軽減に歌いながら進むも、集中してと注意される。
いや、そうなんだけど……。
神よ…………。
一回祈りながら、降りていくと後ろから峠を攻める走り屋が追従していたのに気がついた。
あああああああああああああ!!!!!!!!
怖すぎる!
待避所に緊急退避するも動揺を隠しきれない。
後ろに車が並んでいると非常に申し訳なくなる。早く行きたそうな挙動をしていると特に。
おれは無力……。嗚呼。
必死の思いで山道を抜けると、公道に出てしまった。
僕の地獄はここからだった。
「じゃあ、ローソンまでいこう。」
来た道を戻るだけだから、多分一本道だろうと安心しきっていると、来た道と違う道。車もそこそこいて、道幅も狭く中々に嫌だ。
対向車が来るが、ロービームが眩しすぎて前が見えなくなるのは自分だけだろうか。
ともかく前が見えない。怖い。
そうこうしているうちに、後ろにタクシー。
原付に乗っていると、車に追い抜かれることはよくある。その中でも一番邪魔くさそうに横を抜けていくのがタクシーだ。見切り発進をするイメージもある。
あおーーーーー!!!!!!!
左にずれて追い抜いてもらう。
ストレスマッハ。
足は吊りそうになっているし、早くローソンについてほしかった。
「後10キロだよ。」
10キロ!!!!
「この調子だと30分かかる!」
ハハハハハ…………はあ。
左側の車間がつかめないため、どうしても右側に寄ってしまう。
教習所で培った車体感覚は無に帰していた。
四苦八苦しながら車を進ませる。
いつの間にか車線がやけに多い道路についた。大通りで車も多く、気が気でない。
カーナビが、「次の交差点を右に」の声が響く。
前に注意しかできない僕はそれに気づくがもう遅い。どうにもならず直進。
カーナビが、直進する直前まで「右に」「右に」と音を発し続ける。
若干パニックになりかけた。
カーナビ怖い。
「どこでもいいから、とりあえず停めよう。」
と言われたので、一番近く人が来なさそうな道を左折すると、そこはマンションの駐車場入り口。運の悪い。
入口部分が見えなくて、進み続ける自分をS君が必死に止める。
申し訳ない。(五回目)
変わってもらうと、しんどくて死にそうだった。
気疲れが一気に襲ってきた。意外といけるのではないかと思っていたのも追い打ちで、普通にいけなくてテンションが降下していく。
申し訳ねえ!!!(6の2乗回!!!!)
久しぶりなんだからそんなに落ち込まなくてもと言われたが(S君は優男である。)普通に落ち込む。というか疲れた。放心状態だ。
運転を代わってもらい高速に乗り、着いたのは寄居パーキングエリア。星の王子様をモチーフにしてあり、壁の文字もフランス語かと思われる。
トイレをして一服。(僕ではない)
その後、特に何事もなく事は進み、S君は僕を家まで送ってくれた。
本当にできた男である。
僕は不甲斐ない!!!!!
とりあえず鎌倉土産の鳩サブレーを二枚と余ったお菓子一つをあげて、再度お礼をいう。
運転の練習をしよう。
そう思った一日でした。
鎌倉いってきたpart.2
前回の日記!!
由比ヶ浜に行きUNKOで大はしゃぎしたAトルネード!その後に参拝した御嶽神社で野生の心を取り戻す!長谷寺への道のりは案外近いぞ、どうするAトルネード!雨も降ってきたぞ!ホトトギス!
御嶽神社から長谷寺まで時間はそんなにかからなかった。体感十分くらい。
長谷寺は近くに江ノ電長谷駅があって、駅から寺までの短い区間にお土産屋が詰まっている。
中学の時もそこを通った。その時にあったエピソードを一つ。
中学の頃の鎌倉校外学習では、班ごとにルートを決めることが出来て、長谷寺は電車が近いこともあって人気が高かった。自分たちの班が駅に降りると、他のクラスの生徒や別の学校の生徒が歩道に列をなして歩いていて、自分はおお人が多いなと他人事ながら感じていた。すると、長谷寺から向かいにある青色のお土産屋さんの店員が、「長谷寺はこっちですよー」といい、それにつられて数人の人はそこに吸い込まれていってしまった。パンフレットを見ながら来ていた班や入念に準備していた班はえ?とそっちを見て、歩幅を狭めて様子を伺っている。案の上、そっちに行った生徒は「ここ違うじゃん!」と吃驚声をあげていてそこから逃げ出していて、他の人は「やっぱりね」といった感じで本来の場所に向かっていった。
当時もやり方が汚いなと思ったが、今も考えはあまり変わってない。
だから、その店がまだやってるのを見て、ああまだやってる。と少しだけ思ってしまった。
売上を上げたいのはわかるが、狡い手を使うのはその土地の品格に関わるんじゃないかな。
まあ、そんな話は四方山に投げてついに長谷寺に来ました。
本尊の中には黄金の十一面観音像が鎮座していて、撮影はNG。
だが、今回は本尊ではなく紫陽花!
これがあれば、あなたもすぐに紫陽花の仲間入りだ!!!!
はやる気持ちを抑えながら、ピンクの券を整理係さんに渡す。
雨が丁度良い感じにパラパラ降ってきて、ボルテージはマックス!!
いざゆかん!!!!
めちゃめっあ並んでんじゃん!!!
と見た時は思ったが、なんだかんだでゆっくり進んでいるし、写真で止まることもあるので実際にはスムーズ。
ここから紫陽花タイム。
は~~~~~~~~~~~~~~良い……。
個人的に紫陽花は青色が好きなので、若干多め。
水に滴る花弁や葉も美しいの一言に尽きる。
あと、花弁がオールラウンドになってる紫陽花より、一枚目のような紫陽花の方が細やかでかわいらしくて好き。家に六枚目くらい紫陽花が咲いていたら梅雨がより一層好きになるなあ。
少なめでも良い……。もうなんでも良い……。
さて、ぐるっと一周して紫陽花会場を後にした。そのあと、本殿チラ見したり、入り口横にある弁財天洞窟に入ったりして観光を楽しんだ。
時間はもうすぐ15時になる頃合い。門を出て、鎌倉駅に戻ろう。
と、思ったら何やら股間が痛い。血行が悪くなってしまったのか?
歩きづらいし無駄に体力を消耗するのも嫌なので、せっかくならと思って江ノ電に乗ることにした。
一本見送って、次のやつに乗った。地元の子と思わしき小学生がキャッキャと話している。小学生は友達に見栄を張りたくなる年頃。誰がどうしただとか、付き合ってんじゃんなどのうわさ話が突っ立っているだけで耳に入ってくる。尊い……。
小学生の会話に現を抜かしていると、すぐに鎌倉駅だ。
さて、鎌倉駅に着いたのは良いものの、特にすることもなかった。
うーん、どうしようかなあと思って小町通りに再び足を運ぶと、外国人の方々や中学生たちが朝来たよりも多く、往来を賑わしていた。
うーん。
本当にすることが無いので、帰ろうかなとも思ったが少しもったいない気もしたので鎌倉から北鎌倉の方に行くことにした。勿論徒歩だ。
長谷寺では雨が降ったり止んだりを繰り返していたが、鎌倉駅に着くと雨もやみ、晴れ間が顔をのぞかせていた。
途中、人力車に乗った観光客の人達とすれ違って、運び手によると今日は暇なんだそう。雨上がりで空気も澄み渡り、すごしやすいことこの上ない。
グーグルマップでこの先に何があるのか調べてみると、海蔵寺というお寺と、源治山公園があるらしいのでそっちに行ってみることにした。
近くにこんな道があれば本当に嬉しい。竹垣を繕っている家もあり、景観が素晴らしすぎる。
ここをさらに進んで行くと、海蔵寺だ。
本尊に着くと仏前結婚式を執り行っていたので中に入らず、横道を撮るだけにしておいた。ちなみにここをまっすぐ行こうとしたら私有地立ち入り禁止の看板がある。
本尊に向かって右側にも道があり、そっちも行きつく先は私有地だったが、その手前にすごい崖を見つけた。
写真のせいで崖の横に上れそうになっているが、この下は四メートルくらいの崖がある。崖はデカい。
直前まで雨が降っていて、崖は逆台形になっているために、雫がぽとぽと絶え間なく滴り落ちている。陽光が岩先に留まる水滴を反射してキラキラと輝いて見え、崖を装飾するライトのように煌めいている。
雫の滴る音は絶え間なく、世界を祝福するベルのよう……。
と考えていたら車の音が聞こえ、横を見ると私有地所有者が町へ向かうようだ。
あはーはーん。
素敵な時間が一気に現実へと引き戻されてしまったので、今度は源氏山公園に向かうべく、海蔵寺を後にした。
緑あふれた住宅地を縫っていきながら、入り口と思わしき場所についた。というのも入り口なのかわからなかった。
雨水が道を流れてて結構危なかったが、とりあえず進んでみることにした。
通れない道はないのだ!
本当にこんなところにあるのか?と思って少し登ると、すぐに看板が現れた。
中々強引に作ったとしか思えない道で少し笑った。
敷地は結構あるらしい。
そんなぐるぐるするつもりはないので、右側に行ってみる。
右にあるのは源頼朝像。
いらっしゃいました。それと同時に思い出しました。ここ来たことある!!
確かさっきの分岐の左を往くと銭洗弁財天に行きつく。確か友達とどっちが早く坂に登れるかで競ったはずだ。
源さんの裏側に行き森の手前に立っていたら、木がガサガサしていた。何かいることを理解して近づいてみたら、そこにいたのはリスだった。
リスだ!咄嗟にスマホを構えるもすぐに移動してしまい写真に収めることはできなかった。
残念だが、野生なので当然。
ホトトギスやカラス、その他よくわからない野鳥に耳を傾けながら公園を散歩していると心が浄化される気がする。ちょっと大変だがまた来たい公園だった。
いい時間になったのでそろそろ帰ろう。
公園を下り、銭洗弁財天を抜け、鎌倉駅に戻る。
四時の中ほどで、帰宅ラッシュに差し掛かる前には家に帰れる。
こんな感じで鎌倉への小旅行は終わった。紫陽花が本当に綺麗でとても良い旅行だった。今度はどこに行こうかな。次は白川郷にでも行きたいな。
ふふーん。
最後の締めが思い浮かばないのでここで終わろうと思います。皆さま良い日々を。
おわり。
鎌倉いってきたpart.1
6月24日(月)
梅雨も本格的になって、外に出ることも躊躇われるそんな季節。
元々好きだった紫陽花を見たくなったので鎌倉に行ってきました。
紫陽花は雨の日にこそ良い!と勝手に考えていたので、丁度雨の日を狙っての日帰りを計画。結構写真撮ったりして量が多そうなので二部に分けたいと思います。
秋葉原から山手線で品川まで行き、さらに品川から横須賀線に乗り換えておよそ1時間でJR鎌倉駅に到着した。片道918円で往復約2000円で古都にいけるのはデカい。
鎌倉駅東口改札を抜けると大きい鳥居が見えてくる。
鶴岡八幡宮に繋がる小町通りの入り口で、ここを行くと商店街のような雰囲気の中、店員さんが呼び込みをしている光景が見ることが出来る。
鎌倉には10時半くらいに着いたが、どうやら校外学習の季節だったらしく中学生と思しき生徒がちらほら見えた。
どこかに入ってみようかと思ったが、どこも呼び込みの店員さんが表に出ていて申し訳ないけど少し煩わしかった。なので一つ隣の路地に入ってみることにした。
隣とは一変して静かな道で、道幅も狭かったので歩くのにはちょうど良かった。
降ったり止んだりせわしない天気模様で、この時は止んでいた。
住宅のどこからでも裏山といえるような小高い山が見えてとても良い。山は私の心に安定をもたらす。
鶴岡八幡宮の方に進むこと数分。小さな公園を発見。
かわいらしい遊具が特徴的で、これには私もほっこり。
さらに歩くこと数分。
大通りに突き出たので右を向くと、通りよりも大きい鳥居が見えた。結構歩くかと思ってたけど、意外に近かった。
平日にも関わらず結構人でにぎわっていた。
太鼓橋を過ぎさらに行くと、2010年に倒壊した(雷だっけ?)大銀杏の切り株が。その周りには銀杏の葉が出ていた。新しく生まれてきた新芽だと思われる。植物の強靭な生命力には感服せざるを得ない。
鎌倉には中学生の時に校外学習で行ったきり。
その時通ったルートは覚えてないけど、八幡宮には来た覚えがある。
階段を登り切ったところからは大通りが一望でき、晴れていたら海も見えるのではないかと思われた。
昔を思うのにはうってつけだな、なんて思いながら参拝。温故知新。ちょっと違う。
さて、本殿の参拝を済ませて境内裏手に行くと、摂社の稲荷神社があった。伏見稲荷大社の千本鳥居を模したのか、階段ごとに鳥居が設置されていた。大社の方と比べてもこじんまりとしていて大変可愛らしい。(写真は断念。想像で。)
校外学習の時は、この裏から本殿に来たなあと参拝しながら思いだした。ぼーっと見ていると、その真っ最中である生徒が「何かある!」と走りながら私の横を通り抜けた。賑々しい声は私の心に郷愁の念を湧き立てる。
とまあこんな感じに懐かしさと現在のギャップを感じ、心の中で笑いながら境内を大通り側に進むと、太鼓橋の両側に池があるのに気がついた。
池の名前は「源平池」北条政子が掘らせたらしい。
本殿に向かって右の池は、弁財天の摂社があり人もそこそこいたのに対して、左の池はほとんど人がいなかった。池は一面の蓮で覆われていて、右が赤、左が白とそれぞれ違う蓮の花がちらほら細やかに咲いていた。
弁財天の側の池には鯉がいて、橋を渡る人たちに餌をくれとせがむ姿が見られる。社の隣にはたくさんの幟と、石でできたベンチがあり、そこから池を眺めることが出来る。
向かいには幼稚園があるようで、園児の声が幽かに聞こえる。時折、鯉が水面を揺らす音や蛙の声も聞こえてきて風情を感じられる。
個人的には左側の池が好きで、そっちには蛙も鯉もいないけど、身の回りの静けさが一層身に染みる思いがする。蓮に乗った水が零れそうになりながら揺れているのを永遠と見ていられる。人も全く来ないので集中して風景を眺めることが出来る。
八幡宮を観光して、雨もパラパラ降ってきたのでここから長谷寺に行こうと考え、グーグルマップを開くと……。
徒歩でいけんじゃん!!!
ということで、歩きでいくことにした。
せっかくなので由比ヶ浜の方を通っていこう。
鶴岡八幡宮から伸びる大通りの真ん中の道を通ってまずは由比ヶ浜海水浴場まで。
数十分ほどで地元の方の生活を身近に感じられる場所に行き着いた。(上の21号マーク辺り)
さらに真っ直ぐ行くともうそこは国号134号。海岸線沿いの道に出る。
今年初の海に若干興奮を抑えきれない。
今はサーフィンの時期で、波に乗ってゆらゆらしているのが見えた。
海岸に降りて長谷寺方面に歩いていくと、なんだか潮臭いというか、海に上がったあとの匂いがすることに気がついた。
潮の匂いならああ、海だなあという感じで済ませられるのだが、そういう感じではなく、どちらかというとくさい。ひりつく臭さがあった。
なんでかなあ、と周りを見渡すと。
これが原因か。
近づいた昆布みたいな海藻だった。昆布で正解かもしれない。
まあ、干潮みたいだし仕方ないかと納得して、さらに先に進む。
浜辺を歩いていると波打ち際に近づきたいという欲求に駆られた。乾いた浜辺と波打ち際の間に濡れた浜があって、遠くから見ると水が張っているように見える。靴を濡らしたくなかったのだが、やりたいことがあったので意を決して波に近づいてみた……!
やりたかったこと。それは波打ち際に文字を書いて、それが消えちゃう儚さと消えないでという希望のもどかしさを体感するというものだ。例えるならラブライブサンシャインのアイキャッチとか、インスタで適当に調べると出てくるやつ。
幸い、傘を持ってきていたので波際に近づいて思いを込めた文字を書く。
私の想い……届け!!!!!!
消えないで!!
水に流れました、うんこだけに。おあとがよろしいようで。
なんてことをして浜辺を抜けると、交差点の奥に葉で覆われた高台のような場所を発見した。面白そうなのでついでにいってみた。
境内は緑で覆われていて、ツワブキかな?フキみたいなのが至る所に生えていた。
中央には一際大きな木があり、碑石を守護しているような雰囲気を感じられる。
紫陽花の花弁を小さくした、多分紫陽花の品種。本当に可愛らしい。
より一層紫陽花に対して興味を持った。
家々と道路のすぐ近くに草木が生い茂る場所があるのは本当に貴重だと思う。ここだけ空間が異質だった。街中のオアシス。
素敵な空間でした。また来たい。
さて、ここで一旦終了して前半を切り上げたいと思う。この後は当日の本命、長谷寺のこととその後の暇つぶしに歩いたことを挙げたい。
あと、画像が重すぎて少しピクセルサイズを変えたんですが判りますかね?どうなんでしょう。
後半も早く仕上げていきたいっす。