鎌倉いってきたpart.1
6月24日(月)
梅雨も本格的になって、外に出ることも躊躇われるそんな季節。
元々好きだった紫陽花を見たくなったので鎌倉に行ってきました。
紫陽花は雨の日にこそ良い!と勝手に考えていたので、丁度雨の日を狙っての日帰りを計画。結構写真撮ったりして量が多そうなので二部に分けたいと思います。
秋葉原から山手線で品川まで行き、さらに品川から横須賀線に乗り換えておよそ1時間でJR鎌倉駅に到着した。片道918円で往復約2000円で古都にいけるのはデカい。
鎌倉駅東口改札を抜けると大きい鳥居が見えてくる。
鶴岡八幡宮に繋がる小町通りの入り口で、ここを行くと商店街のような雰囲気の中、店員さんが呼び込みをしている光景が見ることが出来る。
鎌倉には10時半くらいに着いたが、どうやら校外学習の季節だったらしく中学生と思しき生徒がちらほら見えた。
どこかに入ってみようかと思ったが、どこも呼び込みの店員さんが表に出ていて申し訳ないけど少し煩わしかった。なので一つ隣の路地に入ってみることにした。
隣とは一変して静かな道で、道幅も狭かったので歩くのにはちょうど良かった。
降ったり止んだりせわしない天気模様で、この時は止んでいた。
住宅のどこからでも裏山といえるような小高い山が見えてとても良い。山は私の心に安定をもたらす。
鶴岡八幡宮の方に進むこと数分。小さな公園を発見。
かわいらしい遊具が特徴的で、これには私もほっこり。
さらに歩くこと数分。
大通りに突き出たので右を向くと、通りよりも大きい鳥居が見えた。結構歩くかと思ってたけど、意外に近かった。
平日にも関わらず結構人でにぎわっていた。
太鼓橋を過ぎさらに行くと、2010年に倒壊した(雷だっけ?)大銀杏の切り株が。その周りには銀杏の葉が出ていた。新しく生まれてきた新芽だと思われる。植物の強靭な生命力には感服せざるを得ない。
鎌倉には中学生の時に校外学習で行ったきり。
その時通ったルートは覚えてないけど、八幡宮には来た覚えがある。
階段を登り切ったところからは大通りが一望でき、晴れていたら海も見えるのではないかと思われた。
昔を思うのにはうってつけだな、なんて思いながら参拝。温故知新。ちょっと違う。
さて、本殿の参拝を済ませて境内裏手に行くと、摂社の稲荷神社があった。伏見稲荷大社の千本鳥居を模したのか、階段ごとに鳥居が設置されていた。大社の方と比べてもこじんまりとしていて大変可愛らしい。(写真は断念。想像で。)
校外学習の時は、この裏から本殿に来たなあと参拝しながら思いだした。ぼーっと見ていると、その真っ最中である生徒が「何かある!」と走りながら私の横を通り抜けた。賑々しい声は私の心に郷愁の念を湧き立てる。
とまあこんな感じに懐かしさと現在のギャップを感じ、心の中で笑いながら境内を大通り側に進むと、太鼓橋の両側に池があるのに気がついた。
池の名前は「源平池」北条政子が掘らせたらしい。
本殿に向かって右の池は、弁財天の摂社があり人もそこそこいたのに対して、左の池はほとんど人がいなかった。池は一面の蓮で覆われていて、右が赤、左が白とそれぞれ違う蓮の花がちらほら細やかに咲いていた。
弁財天の側の池には鯉がいて、橋を渡る人たちに餌をくれとせがむ姿が見られる。社の隣にはたくさんの幟と、石でできたベンチがあり、そこから池を眺めることが出来る。
向かいには幼稚園があるようで、園児の声が幽かに聞こえる。時折、鯉が水面を揺らす音や蛙の声も聞こえてきて風情を感じられる。
個人的には左側の池が好きで、そっちには蛙も鯉もいないけど、身の回りの静けさが一層身に染みる思いがする。蓮に乗った水が零れそうになりながら揺れているのを永遠と見ていられる。人も全く来ないので集中して風景を眺めることが出来る。
八幡宮を観光して、雨もパラパラ降ってきたのでここから長谷寺に行こうと考え、グーグルマップを開くと……。
徒歩でいけんじゃん!!!
ということで、歩きでいくことにした。
せっかくなので由比ヶ浜の方を通っていこう。
鶴岡八幡宮から伸びる大通りの真ん中の道を通ってまずは由比ヶ浜海水浴場まで。
数十分ほどで地元の方の生活を身近に感じられる場所に行き着いた。(上の21号マーク辺り)
さらに真っ直ぐ行くともうそこは国号134号。海岸線沿いの道に出る。
今年初の海に若干興奮を抑えきれない。
今はサーフィンの時期で、波に乗ってゆらゆらしているのが見えた。
海岸に降りて長谷寺方面に歩いていくと、なんだか潮臭いというか、海に上がったあとの匂いがすることに気がついた。
潮の匂いならああ、海だなあという感じで済ませられるのだが、そういう感じではなく、どちらかというとくさい。ひりつく臭さがあった。
なんでかなあ、と周りを見渡すと。
これが原因か。
近づいた昆布みたいな海藻だった。昆布で正解かもしれない。
まあ、干潮みたいだし仕方ないかと納得して、さらに先に進む。
浜辺を歩いていると波打ち際に近づきたいという欲求に駆られた。乾いた浜辺と波打ち際の間に濡れた浜があって、遠くから見ると水が張っているように見える。靴を濡らしたくなかったのだが、やりたいことがあったので意を決して波に近づいてみた……!
やりたかったこと。それは波打ち際に文字を書いて、それが消えちゃう儚さと消えないでという希望のもどかしさを体感するというものだ。例えるならラブライブサンシャインのアイキャッチとか、インスタで適当に調べると出てくるやつ。
幸い、傘を持ってきていたので波際に近づいて思いを込めた文字を書く。
私の想い……届け!!!!!!
消えないで!!
水に流れました、うんこだけに。おあとがよろしいようで。
なんてことをして浜辺を抜けると、交差点の奥に葉で覆われた高台のような場所を発見した。面白そうなのでついでにいってみた。
境内は緑で覆われていて、ツワブキかな?フキみたいなのが至る所に生えていた。
中央には一際大きな木があり、碑石を守護しているような雰囲気を感じられる。
紫陽花の花弁を小さくした、多分紫陽花の品種。本当に可愛らしい。
より一層紫陽花に対して興味を持った。
家々と道路のすぐ近くに草木が生い茂る場所があるのは本当に貴重だと思う。ここだけ空間が異質だった。街中のオアシス。
素敵な空間でした。また来たい。
さて、ここで一旦終了して前半を切り上げたいと思う。この後は当日の本命、長谷寺のこととその後の暇つぶしに歩いたことを挙げたい。
あと、画像が重すぎて少しピクセルサイズを変えたんですが判りますかね?どうなんでしょう。
後半も早く仕上げていきたいっす。