鎌倉いってきたpart.2

 前回の日記!!

 由比ヶ浜に行きUNKOで大はしゃぎしたAトルネード!その後に参拝した御嶽神社で野生の心を取り戻す!長谷寺への道のりは案外近いぞ、どうするAトルネード!雨も降ってきたぞ!ホトトギス

 

 御嶽神社から長谷寺まで時間はそんなにかからなかった。体感十分くらい。

 長谷寺は近くに江ノ電長谷駅があって、駅から寺までの短い区間にお土産屋が詰まっている。

 中学の時もそこを通った。その時にあったエピソードを一つ。

 中学の頃の鎌倉校外学習では、班ごとにルートを決めることが出来て、長谷寺は電車が近いこともあって人気が高かった。自分たちの班が駅に降りると、他のクラスの生徒や別の学校の生徒が歩道に列をなして歩いていて、自分はおお人が多いなと他人事ながら感じていた。すると、長谷寺から向かいにある青色のお土産屋さんの店員が、「長谷寺はこっちですよー」といい、それにつられて数人の人はそこに吸い込まれていってしまった。パンフレットを見ながら来ていた班や入念に準備していた班はえ?とそっちを見て、歩幅を狭めて様子を伺っている。案の上、そっちに行った生徒は「ここ違うじゃん!」と吃驚声をあげていてそこから逃げ出していて、他の人は「やっぱりね」といった感じで本来の場所に向かっていった。

 

 当時もやり方が汚いなと思ったが、今も考えはあまり変わってない。

 だから、その店がまだやってるのを見て、ああまだやってる。と少しだけ思ってしまった。

 売上を上げたいのはわかるが、狡い手を使うのはその土地の品格に関わるんじゃないかな。

 

 まあ、そんな話は四方山に投げてついに長谷寺に来ました。

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長谷寺本尊

 本尊の中には黄金の十一面観音像が鎮座していて、撮影はNG。

 だが、今回は本尊ではなく紫陽花!

 

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入場券と入場券

 これがあれば、あなたもすぐに紫陽花の仲間入りだ!!!!

 はやる気持ちを抑えながら、ピンクの券を整理係さんに渡す。

 雨が丁度良い感じにパラパラ降ってきて、ボルテージはマックス!!

 いざゆかん!!!!

 

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アッ!!!!!!!!!!!

 めちゃめっあ並んでんじゃん!!!
 と見た時は思ったが、なんだかんだでゆっくり進んでいるし、写真で止まることもあるので実際にはスムーズ。

 ここから紫陽花タイム。

 

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白のガクにピンクの斑点がチャームポイント

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紫陽花斜面

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淡い青

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薄紫

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 は~~~~~~~~~~~~~~良い……。

 個人的に紫陽花は青色が好きなので、若干多め。

 水に滴る花弁や葉も美しいの一言に尽きる。

 あと、花弁がオールラウンドになってる紫陽花より、一枚目のような紫陽花の方が細やかでかわいらしくて好き。家に六枚目くらい紫陽花が咲いていたら梅雨がより一層好きになるなあ。

 少なめでも良い……。もうなんでも良い……。 

 さて、ぐるっと一周して紫陽花会場を後にした。そのあと、本殿チラ見したり、入り口横にある弁財天洞窟に入ったりして観光を楽しんだ。

 時間はもうすぐ15時になる頃合い。門を出て、鎌倉駅に戻ろう。

 と、思ったら何やら股間が痛い。血行が悪くなってしまったのか?

 歩きづらいし無駄に体力を消耗するのも嫌なので、せっかくならと思って江ノ電に乗ることにした。

 

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江ノ電 青

 一本見送って、次のやつに乗った。地元の子と思わしき小学生がキャッキャと話している。小学生は友達に見栄を張りたくなる年頃。誰がどうしただとか、付き合ってんじゃんなどのうわさ話が突っ立っているだけで耳に入ってくる。尊い……。

 小学生の会話に現を抜かしていると、すぐに鎌倉駅だ。

 さて、鎌倉駅に着いたのは良いものの、特にすることもなかった。

 うーん、どうしようかなあと思って小町通りに再び足を運ぶと、外国人の方々や中学生たちが朝来たよりも多く、往来を賑わしていた。

 うーん。

 本当にすることが無いので、帰ろうかなとも思ったが少しもったいない気もしたので鎌倉から北鎌倉の方に行くことにした。勿論徒歩だ。

 長谷寺では雨が降ったり止んだりを繰り返していたが、鎌倉駅に着くと雨もやみ、晴れ間が顔をのぞかせていた。

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沿線

 



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長閑だ……

 途中、人力車に乗った観光客の人達とすれ違って、運び手によると今日は暇なんだそう。雨上がりで空気も澄み渡り、すごしやすいことこの上ない。

 グーグルマップでこの先に何があるのか調べてみると、海蔵寺というお寺と、源治山公園があるらしいのでそっちに行ってみることにした。

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すっごい良い道

 近くにこんな道があれば本当に嬉しい。竹垣を繕っている家もあり、景観が素晴らしすぎる。

 ここをさらに進んで行くと、海蔵寺だ。

 

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海蔵寺脇道

 本尊に着くと仏前結婚式を執り行っていたので中に入らず、横道を撮るだけにしておいた。ちなみにここをまっすぐ行こうとしたら私有地立ち入り禁止の看板がある。

 本尊に向かって右側にも道があり、そっちも行きつく先は私有地だったが、その手前にすごい崖を見つけた。

  

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凄い崖

 写真のせいで崖の横に上れそうになっているが、この下は四メートルくらいの崖がある。崖はデカい。

 直前まで雨が降っていて、崖は逆台形になっているために、雫がぽとぽと絶え間なく滴り落ちている。陽光が岩先に留まる水滴を反射してキラキラと輝いて見え、崖を装飾するライトのように煌めいている。

 雫の滴る音は絶え間なく、世界を祝福するベルのよう……。

 と考えていたら車の音が聞こえ、横を見ると私有地所有者が町へ向かうようだ。

 あはーはーん。

 素敵な時間が一気に現実へと引き戻されてしまったので、今度は源氏山公園に向かうべく、海蔵寺を後にした。

 緑あふれた住宅地を縫っていきながら、入り口と思わしき場所についた。というのも入り口なのかわからなかった。

 

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どうみても山道です

 
 雨水が道を流れてて結構危なかったが、とりあえず進んでみることにした。

 通れない道はないのだ!

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天気がいいね

 本当にこんなところにあるのか?と思って少し登ると、すぐに看板が現れた。

 中々強引に作ったとしか思えない道で少し笑った。

 

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案内板んんんんん!!

 敷地は結構あるらしい。

 そんなぐるぐるするつもりはないので、右側に行ってみる。

 右にあるのは源頼朝像。

 

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源さん!!!

 いらっしゃいました。それと同時に思い出しました。ここ来たことある!!

 確かさっきの分岐の左を往くと銭洗弁財天に行きつく。確か友達とどっちが早く坂に登れるかで競ったはずだ。

 源さんの裏側に行き森の手前に立っていたら、木がガサガサしていた。何かいることを理解して近づいてみたら、そこにいたのはリスだった。

 リスだ!咄嗟にスマホを構えるもすぐに移動してしまい写真に収めることはできなかった。

 残念だが、野生なので当然。

 

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代わりにキノコあげる

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これはへびいちご

 ホトトギスやカラス、その他よくわからない野鳥に耳を傾けながら公園を散歩していると心が浄化される気がする。ちょっと大変だがまた来たい公園だった。

 

 いい時間になったのでそろそろ帰ろう。

 公園を下り、銭洗弁財天を抜け、鎌倉駅に戻る。
 四時の中ほどで、帰宅ラッシュに差し掛かる前には家に帰れる。

 

 こんな感じで鎌倉への小旅行は終わった。紫陽花が本当に綺麗でとても良い旅行だった。今度はどこに行こうかな。次は白川郷にでも行きたいな。

 ふふーん。

 最後の締めが思い浮かばないのでここで終わろうと思います。皆さま良い日々を。

 

 おわり。