尾瀬に行った(前編)

八月七日午後10時。

私はサンシャインシティのバスターミナルにいた。

群馬県福島県新潟県にまたがる尾瀬国立公園に行くための夜行バスを待っていた。

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サンシャインシティのバスターミナル

バスを待つ人はまばらで、空疎な夏の夜風が身に染みる。

バスはどこに停まるのかと周りを見渡し、ターミナルの奥へと歩いていく。電光掲示板を凝視してみても、尾瀬行きの表示はなかった。

もしかして時間間違っているのでは。

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尾瀬往き、何処にもない……

ターミナルの奥には数列のベンチがあった。

ここで行き止まり。

すると、ソレは目の前に現れた。

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!?!?!?!?

簡素過ぎる!!!

見た瞬間メチャメチャ笑ってしまった。

ちょっと本当に時間か場所間違えたかと思ってたから安心した。

少し経つと、お姉さんが来てチケット確認してくれた。初めてのことだからまじビックリした。

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バスに乗れた。

普通の夜行バス。

人が少なかったので両席使えてとてもラッキーだった。

 

 

ここで尾瀬の基本予約的な色々を書きたい。

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チケット

今回自分が利用したのはサンシャインツアー。

往復路+宿泊する山小屋を選んで予約するだけで結構簡単に予約することが出来た。料金は17800円(往復バス料金+宿泊料(一泊))なので、国立公園に行けると考えるとそこまで高くはない。

 

さて、10:45。

バスが動き出した。

だがしかし私はここで重大な不足を発見した!

充電が20%を切っていた。

……多分着くまで持たないな。

仕方ない、とりあえず寝よう、そう思ってバスの中で就眠と試みた。

だけど全く眠れない。なぜなら私は大絶賛不眠症だったから!

前日は四時に寝て七時に起きて、八時にまた寝て十二時に起きるという、不眠症というか不規則すぎる睡眠サイクルを送っていた。

結局、トイレ休憩に入る前にうとうとして半睡眠状態になってた時と尾瀬の麓に到着して時間があるからバスが止まっていた時に少し眠ったのを合わせて、トータル睡眠時間は一時間くらい。

目と頭はすっかり冴えていて、昼くらいに限界がきそうだった。

バスはまず尾瀬戸倉というところに着いてから、鳩待峠行きと大清水口行きで別れることとなった。

私は鳩待峠行きで、マイクロバスに乗り換えだったので移動。丁度4時くらいで空は少し白んでいた。

山を登ること数十分、やっと登山口っぽいところについた。

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鳩待峠休憩所

早朝なのでまだ空いてなかったけど、外に設置されていたトイレは使える。休憩所の裏手にトイレがあるのでそこを使おう。

トイレを使う際に、100円を入れて使うとより一層爽快感を味わえるぞ!(本人談)

 

すっきり済ませて参道入口へ。少し休憩しても良かったが、早く充電がしたいので早めに出る。太陽が出ても不味かった。日光が苦手過ぎるんだ。

 

 

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入り口

足元に、モップブラシの裏側(緑)みたいなのがあるからそれで靴の汚れを取っていこう。(足元に付着した種子が山に入るのを防ぐためだ!)

基本的には下りで、遊歩道があるのでスムーズに往くことが出来る。非常に快適な山道で幸福指数がぶちあがった。

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あー、そら

開けた場所に出ると、対面の山に日差しが降り注いでいる。太陽がこちらに来るのも近い。眼もシパシパしてきてちょっときつい。関係ないけど「して」ってローマ字だと「site」になっていかにも英語って感じするよね。や、まじで関係がない。

 

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さらに下る。

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あ!!!!

太陽!!!

目が終わった。急にあたりが明るくなって、解像度がより上がる。眩しくて目が開けられない。ずっと夜に起きていた弊害だ。

 

なんてことをしていたら、案の定参道の途中で電源が切れた。

以下尾瀬に着くまでの参道の風景をお楽しみ下さい。

 

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紫陽花

写真の解像度がすごくて自分は満足している。

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葉の付き方が好き

 

 

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こういう道も良い

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よくわからないけど可愛らしい草花

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隣の森

この後水場を通ったり普通に歩いたりしながら尾瀬ヶ原入り口まで行きました。

とりあえず、こんなところですかね。

区切りが良いのでここで一旦締めます。

次は中編、最後に後編となる早(なるべくはやく)で書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。